口臭の種類 他臭症

口臭の種類は2種類あります。

ひとつは「自臭症」で、もうひとつは「他臭症」です。

「他臭症」は、他人にはその口臭を感じ取れるものの、口臭を生み出している本人はまったく感じ取れないのが大きな特徴です。


「他臭症」になるときとは、歯周病や歯槽膿漏、大きな虫歯があるといった病気の状態です。
口腔内に炎症があり、膿が出ている場合に起こります。
特に歯周病や歯槽膿漏の症状が進行した場合に、つよい口臭を生み出します。
本人は周囲から指摘されるまで、その口臭に気がつきません。
なぜなら、細菌によって作り出される口臭の元となるガスが絶え間なく発生しているからです。
口臭の原因が継続的に起こっているので、本人にとっては常に臭いが存在している状態になります。
そのため臭覚が麻痺してしまい、まったく臭いを感じなくなるのです。


「他臭症」の場合はなかなか口臭を自覚できないので、意識的に口臭を防止することは難しいかもしれません。
周囲の人から口臭について指摘されたときは、すぐに歯科医などに行って病気の有無をチェックしましょう。
また口臭を防止するために、歯周病や歯槽膿漏といった病気にならないよう、日ごろから口腔内を清潔に保つことも大切です。